ネパールの北西部に位置するヒマラヤの山岳地帯、かつて王国があったムスタンの地で、自作したピンホールカメラで撮影した風景が収められています。幻想的な淡い色彩、ゆるやかな焦点、ゆらめく輪郭。光や時間、記憶といった、目に見えない存在を鋳造しここに定着させること。その試みが見る者の遠い記憶を呼び覚まし交錯する、稀有な時間を生み出します。
金属の鋳造と写真の特性に共通点を見出し、写真と彫刻の間を往還しながら制作を続ける山西ももさんの作品集。
本人によるイラストが箔押しされた造本が目を引く美しい一冊です。
発行:roshin books
発行年:2025年
サイズ:270 x 225 mm
ページ:80p