




画家・ささめやゆきさんのエッセイ集。絵を描くときのこと、アトリエの思い出、苦悩ばかりだった頃のこと、好きな画家や好きな絵の具の色のこと。迷い、立ち止まりながらも朗らかな気持ちをいつも忘れないささめやゆきさんの、切なくあたたかい人生の断片が綴られています。
緩急豊かな筆致で描かれるモノクロのイラストは、いつものグレイッシュな色彩と懐かしい絵の具の匂いが漂ってくるよう。
苦しみからぬけ出せることがあるんだなァ
この広い世の中で毎晩眠る場所があってよかったよ
小さくまるまって 夢見るのだ
発行:小鹿社
発行年:2025年
サイズ:188×123 mm
ページ:152p