





空気の流れ、土地の呼吸、身体に蓄積された記憶。 京都・法然院での「電子音楽の夕べ」、宮城・鳴子温泉郷での「鳴響」、「名橋たちの音を聴く」音響実験など、各地で行われている多角的な音の取り組みを辿りながら、現代の感覚を揺さぶり、本来の風景を立ち現せるきっかけとなる「サウンドスケープ」の方法を紹介します。 物理的な「音」を超え、聴くことを手がかりに多様な要素が織りなす風景を読解する、真に環境とともにあるための思索と実践の書。
鳥越けい子・鷲野宏・星憲一朗 共著
発行:岩波書店
発行年:2024年
サイズ:A5判変形
ページ:324P