一万五千点余りの本を手掛けてきた装幀者・菊地信義さん。2022年に惜しくも逝去された菊地さんが生前語った本と装幀への思いが綴られています。紙の裏表、読むという行為の後味、本のはじまりの石…。日本のブックデザインの歴史に大きな軌跡を残した巨人の姿に見る本づくりの本質。細やかで深い洞察と、本への、紙への、ただならぬ愛情が伝わってきます。
「何かに気づくということは、批評的行為の一番原形的なもので、紙の本はそれを長いあいだ、人間に与え伝え続けているんです。世界は読むことで生まれる。」
発行:作品社
発行年:2023年
サイズ:四六判
ページ:328p