画家のささめやゆきさんが、フランスのノルマンディの田舎村で暮らしていたときのことを描いた絵本。下宿先の大家のマルス夫妻、新聞記者のレオン・ポワリエ、絵描きのフォーコン。いつもと変わらない毎日を暮らしながら、季節はめぐり、街も人も少しずつ変化していきます。白金色の太陽と鈍色の波、無口な大地。厳しい寒さの北国での暮らしは、ささめやさんの核となる時間と空間でありました。大切にしまっていた宝物を取り出すように、あの時の日々を一枚一枚絵にしています。
発行:ひだまり舎
発行年:2023年
サイズ:257×210 mm
ページ:40p