2年余りにわたり、ある村で暮らす友人の家族と、その周りの人々の日々の情景を撮りためたシリーズ。
作品として発表する予定ではなく、ただ目のまえの瞬間瞬間に対してシャッターを押したものであった本書は、奥山さんにとって、ある時から止まってしまった音や色の気配をもう一度再生させるきっかけとなりました。
表現者としての新たな側面の発見となるとともに、写真の原点ともいえる力を湛えています。
『As the call, So the echo』というタイトルのとおりに、写真家と被写体、写真家と世界との呼応を、そして幾重にも重層する時間を感じさせる作品です。
発行:赤々舎
発行年:2017年
サイズ:254 × 220 mm
ページ:168p