






建築家の文章はおもしろいものです。すぐれた建築の設計者であるとともに、すぐれた文章の書き手でもある3人の建築家、谷口吉郎さん、清家清さん、篠原一男さん。三者三様のエッセンスが詰まった文章を編んだ名文集。歴史、芸術、デザイン、人類学…ここには、建築という枠を越えて胸に響く文章があります。
巻末には、坂本一成さんと塚本由晴さんによる文章と建築についての対談を収録。
"それは構造学的にも、熱学的にも合理的であるばかりでなく、造形的にも美しい。そんなことを考えて、私は「ミカンの皮」の如きものにも、わが意匠心が浄化されるのを感じている。"
揺るぎない知性としなやかな思考を携えた『出版長島』の第一弾。人気の個人雑誌『建築と日常』の長島明夫さんによる新たな出版レーベルです。
発行:出版長島
発行年:2022年
サイズ:A5判
ページ:376p