








ニューヨークに暮らした作家のアーノルド・ローベルは、決して長くはなかった生涯でたくさんの絵本をつくりました。優しくチャーミングな人柄で親しまれたローベルが考えていたこと、彼が残した絵と物語の数々を、スケッチや解説を交えて紹介します。
ローベルの絵本の物語の根底にある「ただそこに一緒にいる」という相手を想う気持ちのこと。他者とのつながりの中で生まれる友情や愛情は、彼が創作にこめた大切な要素のひとつでした。ひとりぼっちの寂しさを知るローベルは、そのことがいかに幸せなものであるかを伝えたかったのかもしれません。
発行:Blue Sheep
発行年:2020年
サイズ:A5判変型
ページ:256p