詩人・谷川駿太郎さんと、写真家・川島小鳥さんが、目に見えない"魂”について描き出した作品。このたび9年ぶりに増刷されました。27篇の詩と102点の写真が編まれています。日常の何気ないシーン、草木や風、気配のなかに宿る、魂とは何か。それはどこにあるのか。まばゆい光とその奥にある陰影が、懐かしい記憶や原風景と重なり心を震わせます。
この世での故郷の先に
あの世での故郷があるのではないか
タマシヒはたぶんそれを知っている
そう思ってヒトはもどかしく
寂しく楽しい
(故郷)
発行:ナナロク社
発行年:2014年
サイズ:A5判変形
ページ:176p