





「こんや目をとじると、明日はもう、目がひらかないかもしれない。ーーもし、そうだったとしたら、ねるじかんまでのあと10分、ぼくはなにをする?」
キッチンにやってくる精霊、犬のようなカッパ、2キロもある細長い雪、家の二階に来ていた春…
不思議で愛おしい物語と、ユーモアあふれる奇天烈な絵が響き合う27の短編。日常から少し離れたところで起こるささやかなシーンは、いつかの思い出のように懐かしく、忘れていた感覚を呼び起こします。
発行:BL出版
発行年:2022年
サイズ:227 × 137mm
ページ:80p