






せかいの表面はさざ波だ。
そんな時、わたしはいつもひとりだーー
生まれることはしんどいことだとしても、朝がくるたびに柔らかな光に包まれる。苦しくて、切なくて、けれどもどうしようもなくエネルギーに満ちたエリカの詩。凶暴なまでに力強く、わたしたちの手をひっぱってくれる。
待っていた人も多いのではないでしょうか。小野絵里華さんの待望の第一詩集です。
「油断していると
だれかの感情が丸ごと入ってきて
洪水になる
だからわたしは
杭を打つように
わたしの詩を書きたかった」
発行:左右社
発行年:2022年
サイズ:四六判
ページ:116p