







「感動 しない風景に 感動することに 感動するーー」
ある日、母から送られてきた、『字』という一文字が記された色紙の写真。写真家の富澤大輔さんは、自分が小学校の頃に授業で書いたその文字を目にしたとき、えも言われぬ感動を覚えました。これは、そんな "えも言われぬ" 感動をキーワードにつくられた写真集です。
綴じられた306枚の写真には、捕らえ難い日々のきらめきや儚さ、喜びや葛藤を掴もうとするその瞬間、あるいは過ぎ去ってしまう一歩手前の光景が写し出されています。
巻末には、植民地美術史研究者の柯輝煌(かきこう)さんによる論考を収載。(日本語訳付き)
発行:南方書局
発行年:2022年
サイズ:112 × 169mm
ページ:336p