








大正ロマンを代表する画家、近代グラフィック・デザインの草分けのひとりでもある竹久夢二の詩画集。
多くの人に愛読された夢二の詩は、のんきで退屈なようでありながら、物哀しく憂いに満ちた空気感が立ちのぼります。
当時の若者たちの光景が目に浮かぶ詩は、懐古的であるのに古めかしさを感じさせません。
かなしきときは
悲しむこそよけれ。
うれしきときは
喜ぶこそよけれ。
わかき日のために。
(若き日)
発行:ノーベル書房
発行年:1975年(初版第一刷)
サイズ:138x195mm / 函入り
ページ:210p
*古書のためシミ・日焼けが有ります